「ドローンを始めたけどうまく撮影が出来ない」と悩んでいませんか?
Youtubeで観るキレイな映像となんか違う……。
それ、カメラ設定が影響しているかも知れませんよ。
カメラ設定の違いは大きい
はじめはカメラ設定なんてわからないので、オート設定で撮っている方多いと思います。
ぼくもそうでした……。
しかしDJIのドローンのカメラは非常に高性能で、マニュアル設定を適切に行うと全く違う映像が撮れるのです。
試しにオートとマニュアルで同じ場所を撮影した動画を用意しました。
機体はどちらもMavic Proです。よーく見比べてみてください。
オート設定
マニュアル設定
いかがでしょう? 映像のキレイさは一目瞭然ですよね。
オートのほうは全体的に白っぽく、空が完全に白飛びしてしまっています。
それに比べてマニュアル設定は空の色も青くはっきりしていて、全体の色もくっきり見えます。
オートとマニュアルの差はこれほど違うのです。
でも編集でどうにかできるだろうと思ったあなたは甘い。
白飛びしてしまうと後から色を出そうとしてももう無理なのです。
一方でマニュアルで適切に設定すればしっかり色が出ます。
それに編集では劣化する場合もあるので、後作業は簡単なほうが良いですよね。
ということでイソップはマニュアル撮影を激しくおすすめします。
マニュアル設定の手順
ざっくりと設定手順は以下のとおりです。
各設定はDJI GO 4の設定画面から行ってください。
- はじめにシャッタースピードを設定。数値は1/30秒または1/60秒(1/120秒)。[フレームレートの等倍分の1、もしくは2倍分の1]
- ISO感度を設定。昼間の場合100〜200、夕方は400〜800、夜はそれ以上で調整。
- 絞りまたはNDフィルターで全体の明るさを設定。(Mavicシリーズは絞り設定不可)
- ホワイトバランスで白の基準(色合い)を調整。5600を基本に、映像・写真の雰囲気で変更する。
- 上記の組み合わせで露出が-0.3〜±0になるように、時間経過や光の具合で都度調整する。
以上の手順を撮影しながら微調整します。
慣れるまで設定の順番を覚えられないかも知れませんが、繰り返し実践あるのみです。
露出(画面上で「EV」と表示されている値)が-0.3くらいを基準にしてください。
少しアンダーめにすることで、編集でカラー調節しやすくしておきます。
ぼくは少し前に知ったばかりですが、もっと早く知っておけばよかったです本当に。
NDフィルターは必需品
またシャッタースピードを遅くしたり、絞りを開くとどうしても映像が明るくなる傾向があります。
でも明るくなるからと言って絞りを閉じてしまうと、絞り設定の意味がありません。
そこで必ずNDフィルターを装着して、露光量を調整しましょう。
ドローンのカメラ設定においてはNDフィルターが必需品です。
NDフィルターって何なの? という人はこちらの記事もあわせて読んでみてください。
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マニュアル設定に慣れよう
カメラの設定に苦手意識がある人もいるかと思います。
しかし設定する方法を覚えてしまえば、今までとは段違いのクオリティで撮影出来ることは間違いありません。
しかも設定方法はそこまで難しくないのです。
ステップアップしたい方は、ぜひカメラのマニュアル設定にチャレンジしてみてください!