自前のライブラリを使うことの弊害

自前のライブラリを使うことの弊害

ふと思うところがあったので、この件に関して書いてみたい。

ぼくの周りには自前のライブラリ(主にJavascript)を使っている人が多い。
ここで言うライブラリというのは比較的小さなものだ。
別に使うのは構わないが、多少なりとも周りに与える影響を考えて欲しい。

作った本人が使う分には、何の問題もない。
なぜなら、本人はその内容を把握しているからだ。
だから、何も考えずに使っていても作った本人には全く支障はない。
しかし、テストもしていなければ詳細なドキュメントもないというのが見受けられる。
つまりいわゆるブラックボックスに近い。
それは使う側からすると、まず初めにコードを読んで全体を理解しないといけないのがはっきり言って面倒なのだ。

なんかその「自作してんだぜ、すごいだろ」的な思想が、美徳なのだろうか。
これではチームのまとまりもクソもない。
ライブラリを使うのは、効率化、先人の知恵を借りること、車輪の再発明を避けることだと思う。
そもそも人を困らせるものではない。

勉強のために書いたコードなら、品質レベルを充分に高めてからビジネスに持ち込むべきだ。
そこは意識の問題だと思う。

つまりこうゆうことだ。
仕事という境界線 を意識しろと。

目先の問題よりも、長期的な問題を考えることが大事だ。
自前したライブラリの為に限られた作業時間を削るのはどうかと思う。
もっと賢く効率化してはどうだろうか。

五十川 洋平(Yohei Isokawa)

五十川 洋平(Yohei Isokawa)

フロントエンドエンジニア/面白法人カヤックなどのWeb制作会社に勤務したのち、故郷の新潟に戻り独立。JSフレームワークAngularやFirebase、Google Cloud Platformを使ったWebアプリ開発が得意。 また、Udemyのプログラミング解説の講師、writer.appの自主開発や上越TechMeetupの主催などを行っています。

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