ペンで考えを書き出すと仕事の効率が上がる

ペンで考えを書き出すと仕事の効率が上がる

今日は自分の手で紙に文字を書く重要性について思っていることを書いてみたいと思う。

自分は職業柄エンジニアということもあり、あまりというかほとんどペンを持つ機会がない。
ほとんどの場合、PCで文章を書く。
ペンを持つ時は、どこかの店のポイントカードを作る時とかクレジットカードのサインをするときくらいか。
だから、やることはTODOリストに入力するし、メモはアプリケーションとかMarkdownで書いたりする。
まったく便利な世の中だ。

しかし、最近頭が整理できなくなってきた。
いろいろな不安要素が多くなった。
考えが考えを呼び、収集がつかなくなってしまうことが出てきた。

マインドマップなどツールに頼ろうとした。
もちろんマインドマップは考えが整理できるし便利で画期的なツールだった。
マインドマップは前後関係を意識して、全体を見ながら考えることが多かった。

時代はペーパーレスだとか、頭の中で完結できる方が仕事ができるんだなどと考えていた。
できるやつはみんな頭が良くて、自己完結できると思っていた。そうゆう人も中にはいるのだろうけども。
「自分の考えを整理する」ということについて、そこまで意識はなかった。

でも、実は特別なツールなんて要らなかった。

ある日ふらっと本屋に立ち寄った時に、偶然ある本の表紙が気になった。

パラパラっと見ただけでピンときた。著者の赤羽氏が提唱している「メモ書き」。
気がついたら本を手にレジで並んでいた。

ペンを手に取ってその時思っていることを無心で紙に書き出すということをした。
思いの外、頭がスッキリした。
何も考えなくても良かった。ただ書き出すだけ。それに併せて自分の考えも不思議と整理できた。
自分が求めていたものはものすごくシンプルだった。

家でも職場でもPCの前にいる時間が長くて、キーボードを叩けば文字が打てる。
それが当たり前のように毎日過ごしていたけど、改めて自分の手で文字・文章を書く重要性を確認した。

つまり難しいことは考えずに、頭の中のことは全て外に出してしまうのがいいということなのだ。
考えていても何も解決しない。
有名なタスクマネジメント手法のGTDなんてまさにその実践だと思う。

頭の中がモヤモヤした状態では、そのモヤモヤに気を取られて本来やるべき思考が停止してしまう。
思考が停止すると体が動かなくなる。
体が動かないとやるべきことが思うように進まない。集中できない。そのうちイライラしてくる。悪循環に陥る。

誰に見られるわけではないので、とにかく思ってることを書き出してみるといい。
意味あるの?って思うかもしれないけど、自分が思っている以上に意味や価値はある。
複雑なことほど頭の中だけでは整理できなくなる。
そういう時こそ落ち着いて自分の考えを整理することが上手くことを運ぶために重要なのだ。

職種は関係ない。
気になる方は一度「ゼロ秒思考の仕事術」を手にとってもらいたい。

五十川 洋平(Yohei Isokawa)

五十川 洋平(Yohei Isokawa)

フロントエンドエンジニア/面白法人カヤックなどのWeb制作会社に勤務したのち、故郷の新潟に戻り独立。JSフレームワークAngularやFirebase、Google Cloud Platformを使ったWebアプリ開発が得意。 また、Udemyのプログラミング解説の講師、writer.appの自主開発や上越TechMeetupの主催などを行っています。

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