ワイヤーベイトのスカートがズルっと抜けてしまったという経験はありませんか?
ぼくは魚をかけた時や、昔買ったスピナーベイトでスカートを止めていたゴムが切れてしまうなどのアクシデントで、いくつもスカートが抜けてしまった経験があります。
だがしかし、ここで新品に買い替えてしまってはめちゃくちゃもったいない。
だってスカート取れただけだし。
ルアーメーカーにも顔上げできません。
ということで前回のフック交換に引き続き、物を大事にしたいアングラーのための「使えなくても諦めないシリーズ第2弾」です。
今回は古くなってスカートが取れてしまったスピナーベイト・バズベイトのスカート交換方法を紹介したいと思います。
スカート交換で用意するもの
それではまず必要なものを揃えましょう。
今回スカートを交換するのは、裸になってしまったノリーズ クリスタルS 1/2oz。
そして交換用スカート。
今回はカラーを自分好みにカスタマイズしたいので、ファインラバーでタブになっているものをチョイスしました。
さらにスカートを固定するためのスレッド糸。
今回は代用品でポリエステル100%のミシン糸をダイソーで調達しました。
ルアーカラーに合わせて目立たないベージュを選択。
他にも細軸のワイヤーでガチッと固定しても良いですし、PEラインの余りがあればそれでも全然OK。
あとはハサミがあればいいでしょう。
下糸を巻いておく
スカートを巻く前に、糸で縛る部分にあらかじめ下糸を巻いておきます。
こうすることでスカートを巻いている最中や取付後にスカートがズレてしまうことを防止できます。
一度端から端まで巻けばOKです。しっかり結んで余分な糸はカットしてください。
ここで厚く巻きつける必要はありません。
スカートを巻く
今回用意したラバーは両端が繋がっていてシート状になっています。どれもそれぞれ3枚入り。
で、どれくらい巻けばいいかと言うと、スピナーベイト1個につき2枚程度がちょうどいいボリューム感を出せます。
今回はヘッドに合わせて、チャートと白の他に青系のナチュラル色をほんの少しプラスします。
ラバータブは必要な分だけ縦に分割できるので、使い勝手が良いですね。
巻く前に大体の位置を確認しておきます。
ポイントはフック側をあまり長くなりすぎないようにしてください。
フックのカーブのツラから1〜2cmくらいの長さがあれば問題ありません。
次に、1色ずつ仮止めしていきます。1シートあたり5巻き程度。
1シートごとに巻いていくほうが作業しやすいですし、色の順番も調整しやすいです。
そして他のシートも同様に、ヘッドをぐるっと1周するように巻きます。
最後に糸を縛って固定しましょう。
縛り方は自由です。ぼくは固結びで、輪っかの中を数回通す結びかたにしてます。
仕上げにこの上からさらに強めに糸を巻きます。
10巻きくらい巻けば十分。
そして、スカートを回転するようにずらして好きな位置に移動します。
ここではヘッドのチャートとスカートが合うようにしました。
この時点でこんな感じ。
次にスカートの余分な部分をカットします。あと少し。
ここでのポイントは全体的にちょっと長めでカットすることです。
短く切ってしまうと後から修正できないので、長めにカットしておいてバランスを見ながら微調整しましょう。
また内側のスカートを短くすることで、スイミング中のお尻側のシルエットをすっきりさせることができます。(魚っぽくなります)
差をつけずツライチでカットしてしまうと、全体のシルエットがもっさりしてしまうので、内側でボリュームを調整してあげるとキレイに見えて効果的。
最後に、スカート同士がくっついているところがあったりするので、引っ張って1本ずつにバラします。
これを怠るとスイミング中にスカートが絡まるのでしっかり行いましょう。
完成です!
どうすか? きれいでしょ?
スカートが取れてもあきらめるな!
スカートを交換したおかげで、しっかりと使えるようになりました。
手をかけると愛着が湧きますね〜。
中古で売ってるスカートなしのスピナーベイトだって同じ手順ですし、バズベイトも手順通り行えばスカートが交換できます。
あ、そういえば、ラバージグも同じですね。
ケロケロに溶けてしまったラバージグもスカートを巻き直せば全然使えますよ。
また今回はファインラバータブを使いましたが、スカートをスポッとはめるだけのお手軽ラバースカートも売っているので好きなものを選んでください。
売ってるルアーを買って使うのもいいですが、自分でちょっとカスタマイズするとまた違った面白さもあるので、スカート交換ぜひチャレンジしてみてくださいね。