「講師と行く 長野県大町市ドローン絶景空撮ツアー」に参加してきました【前編】

「講師と行く 長野県大町市ドローン絶景空撮ツアー」に参加してきました【前編】

9月の1・2日に開催された長野県大町市ドローン絶景空撮ツアーに参加してきました。

1年前にドローンを始めてからイベントに参加するのは今回が初めてです。
このツアーでは飛行禁止区域の場所が特別に飛ばせるので、この機会に思いっきり飛ばしたいと思い参加することにしました。

そこで2回に渡ってイベントレポートを書きたいと思います!

長野県大町市ドローン絶景空撮ツアーとは

長野県大町市ドローン絶景空撮ツアー

今回参加したツアーは長野県大町市の絶景スポットを回りながら、株式会社ドローンエモーションの講師とドローン愛好家の参加者で空撮を楽しむイベントです。

参加の理由は、ドローンエモーションの田口さんがぼくの奥さんの元上司という繋がりで、直接お声がけしてもらったのがきっかけです。
それと今まで誰に教わるでもなく独学でドローンを飛ばしてたけど、第一線で活躍するプロは何を考えながらドローンを操縦しているのかが知りたかったんですよね。

というわけで場所が大町市と、新潟から近いのもあり現地には車でいくことに。
新潟は朝からめちゃくちゃ雨降ってるんだけどドローン飛ばせるのかな……。

まずは作品づくりのポイントを教わります

作品づくりのポイントを教わります

今回の参加者は7名。
会場到着後、自己紹介もそこそこに田口さんによるコンテストに向けた作品づくりのレクチャーが始まりました。

実は今回のツアーで撮影した動画を、現在開催中の「長野県ドローンショートフィルムコンテスト」に応募するというサブミッションがありまして、そのコンテストに向けた動画作りでの意識するべきポイントを教わりました。

ドローンエモーション過去作品

過去の田口さんの事例を元に、動画作品の良い例・悪い例、「起承転結」を意識した構成や、動画編集時のTipsを交えた解説がありました。
デジハリの講師も務めている田口さんの解説はわかりやすいの一言です。

これまでYoutubeなどでよく見ていた動画の裏側がどうしてそうなっていたのか理解できたのが大きな収穫でした。
同時に今までしっくり来なかったのは起承転結がなかったからなのか、と自分のレベルの低さに恥ずかしくなりました…。

宿泊する仁科荘へ

仁科荘さんへ移動

あっという間にレクチャーが終わった後は、宿泊先の仁科荘さんへ移動。

仁科荘の部屋

昭和の雰囲気が漂う昔ながらの民宿で、お部屋は久しぶりの畳だ!
この後はさっそくドローンを飛ばす予定なのですが、小雨がぱらついていて風が強いため様子を見ることに。

ドローンのカメラ設定のレクチャー

ということで、続けてカメラ設定の講習を受けることになりました。
事前にカメラの説明がある聞いていたので、個人的に楽しみにしていた内容です。

ざっくりまとめると、ドローンのカメラ設定は以下の順番で設定します。

  • 基本的にマニュアル設定。
  • シャッタースピード設定は1/30秒または1/60秒(1/120秒)。[フレームレートの1/等倍か1/2倍]
  • ISO感度は昼間の場合100〜200、夕方は400〜800、夜はそれ以上で調整。
  • 絞りまたはNDフィルターで全体の明るさを設定。
  • ホワイトバランスで白の基準(色合い)を調整。
  • 上記の組み合わせで露出が±0になるように、時間経過や光の具合で都度調整する。

※絞り調整はPhantom 4 PRO/Adv、INSPIREシリーズのみで、Mavicシリーズは2.8で固定だそうです。知らなかった。。

また編集用に基本露出アンダーめで撮るのが良いとのこと。(-0.3EVとか)
理由は暗めであれば後から編集で色を出すことが出来るため。逆に白飛びしてしまったら編集でどうこうするのは難しい。
そのためにカメラ設定を適切に行なった後に、NDフィルターの装着が必須とのことでした。

NDフィルターはサングラスのような役割をして、露出が明るすぎる場合に光量を抑えることができます。
基本的には#4 〜 #16で大体対応できるそうです。田口さんは#32はほとんど使わないとのこと。

予定を変更してカメラ設定のレクチャー

もうめちゃくちゃ勉強になりました。

木崎湖でSUP体験とドローン撮影

16時頃になって雨が落ち着いてきたので、お待ちかねの木崎湖でのドローン撮影に向かいます。

SUPの説明を受ける

ただ「小雨が降ったりやんだりという天候で飛ばすのもな」ということで、天候回復を祈りながら先に希望者はSUP体験をすることに。
※SUP(サップ)はスタンドアップパドルの略です! ボードに乗ってオールで漕ぎながら湖面を進みます。

SUP最高

SUPは野尻湖でLAMPさんがやってるのをよく見ていたので機会があったらやりたかったんですよね。
水着に着替えて気合十分でしたが、当日は雨が降って気温が下がってしまったので急遽ウェットスーツに着替えました。
SUPの詳細は別記事で書きたいと思います。ドローン関係ないですが、めちゃくちゃ楽しかったです。

ドローンでもくもくと空撮

SUPをしない方々は雨が上がるタイミングを見計らって、黙々とドローンを飛ばしていました。
ここでは「起承転結を意識して1分間のワンカット映像を撮る」という課題が出て、皆さん先ほど学んだ起承転結の撮影に頭を悩ませている様子。

なんとかドローンを飛ばした

ぼくもSUPから戻ってからドローンを飛ばしましたが、残り30分しか時間がなく空中ロケハンでほとんど終わってしまったのがかなり残念でした。
なんとかワンカット撮りましたけど…。

撮影した動画を見ながらバーベキュー

夕飯はBBQ

ということで、撮影後は温泉に入って夕食のバーベキューです。

ドローン談義に花を咲かせる

お酒を飲みながらみなさんドローン談義で盛り上がっていました。

田口さんとはここでちゃんとお話しができて、京商のミニッツのレースにハマった話やドローンを始めた経緯、好きを突き詰めて仕事にした結果ドローンが仕事になったなど興味深いお話が聞けてとても参考になりました。
昔RCカーをやってたぼくにとって、田口さんは偉大です。

ドローン映像鑑賞会

そして先ほど撮影した木崎湖の空撮映像の発表会を開催。
講師の田口さんから一人ひとりに感想をもらいました。

ぼくの映像はこちらです。

はっきり言って超絶無難でした。
田口さんに「映像を通して何を伝えたかったのか?」と聞かれて、木崎湖のキレイな風景を伝えたかったと返したんですが、その「キレイな風景」は何なのかが映像を見たときにわからなければいけない、キレイを伝えるのであればその3歩先まで考えないといけないとアドバイスをもらい、的を得まくってるとカルチャーショックを受けました。
撮影しながら何も考えられてなかったです。

1分のちょっとした映像でしたが、他の方の映像も見ることもできて、ここでの収穫度合いもハンパなかったです。

後編に続きます

木崎湖での集合写真

ということで終始楽しい雰囲気で1日目が終わりました。長くなるので次回に続きます。
2日目は朝からドローンを飛ばします!

「講師と行く 長野県大町市ドローン絶景空撮ツアー」に参加してきました【後編】

※ドローンでの空撮は大町市観光課、及び関係各所からの許可を得て飛行・撮影しています。

五十川 洋平(Yohei Isokawa)

五十川 洋平(Yohei Isokawa)

フロントエンドエンジニア/面白法人カヤックなどのWeb制作会社に勤務したのち、故郷の新潟に戻り独立。JSフレームワークAngularやFirebase、Google Cloud Platformを使ったWebアプリ開発が得意。 また、Udemyのプログラミング解説の講師、writer.appの自主開発や上越TechMeetupの主催などを行っています。

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