どうも、イソップです。
フリーランスになる前は、結局のところ仕事はどうやって請けるのがいいのかなぁ?
なんて思っていました。
フリーランスは仕事を選ぶことができる反面、自分の経験がなければ、どういった人・会社からの仕事が自分に合っているかというのは、非常に頭を悩ませます。
ぼくの周りの話を聞いてみると、フリーランスエンジニアの仕事の請けかたは人によって様々で、大体の人が複数の請けかたをしているとのことでした。
とはいえ正直なところ、世の中のフリーランスエンジニアはどうやって仕事を受注しているのでしょうか。
フリーランス歴2年のぼくの経験から、フリーランスエンジニアの仕事の請けかたを紹介します。
少しでも誰かの役に立てれば嬉しいです。
Contents
仕事の請けかたはズバリ7つ
ざっとまとめると、次の7つが挙げられます。
- 前にいた会社から仕事をもらう
- クラウドソーシングの利用
- フリーランス専門エージェントの利用
- フリーランス仲間からの紹介
- 友人・知人からの依頼や紹介
- サイトやブログから直接お問い合わせ
- SNSからの仕事依頼
ぼくがいつも依頼を受ける手段が中心です。
とはいっても、大体のフリーランスの方がこんな感じで仕事を請けているのではないでしょうか。
ではひとつずつ紹介していきましょう。
前にいた会社から仕事をもらう

オススメ度: ★★★★★
自分が前に働いていた会社から独立した場合に、会社との関係が良好であれば、一番仕事をもらうのがカンタンな方法です。
自分の知っている人がいますし、仕事の進めかたがわかっていたり、今までの仕事のやりかたに近いかたちで依頼されます。
また知っている仲であれば、交渉もしやすいという点も。
ぼくの場合はこの請けかたが多い傾向にあります。
もしフリーランスになった後に仕事をもらいたいのであれば、自分の評価に加えて良好な関係を保った状態で円満退社するのが鉄則です。
今回紹介する中では一番仕事がしやすいので、これからフリーランスで独立したいと考えている会社員の人は、その後の会社との関係性を意識してください。
クラウドソーシングの利用

オススメ度: ★★★☆☆
最近人気のクラウドソーシング。
場所を問わず、Web上で完結できることは最大の魅力です。
中にはクラウドソーシングの仕事だけで生活している猛者もいます。
仕事の種類は、CSSのスタイル調整のような小さなものから、ガッツリシステム構築という大型案件まで様々です。
クラウドソーシングは小さい単位の仕事が多いので、初心者ほどとっつきやすいです。
一方でクラウドソーシングのデメリットは、比較的単価が安い傾向にあるところ。
実績のために安くても目をつぶれるなら良いですが、すでに実力がある人なら、後で紹介するエージェントを利用するほうが報酬額も仕事内容も絶対に幸せです。
そう考えると、今までやったことのない分野の実績作りや、スケジュールの穴埋めなどで利用するのが賢い使い方ではないでしょうか。
ちなみに、クラウドソーシングサービスの中でもランサーズやクラウドワークス、Bizseek
がオススメです。
フリーランス専門エージェントの利用

オススメ度: ★★★★★
これから先、仕事があるか不安でしょうがない……という方は、フリーランスの仕事を紹介してくれるエージェントの利用を考えてはどうでしょうか。
ぼくが実際に体感するに、フリーランスエンジニアと相性が良いのがフリーランス専門エージェントです。
仕事の内容にもよりますが、Web開発系の業務であれば長期的に仕事が続くので、これから先の不安も感じることがありません。
ぼくもたまに各エージェントの情報はチェックしていますが、やはり業界的にエンジニア不足は否めないですね、常に仕事があります。
仮にひとつの仕事が終わったとしても、別の仕事を紹介してもらえばいいのです。
エージェントでは依頼主とエンジニアを仲介してくれるので、金額や就労条件を代わりに交渉してもらえるのが安心です。
また自分のスキルに合わせて仕事を選べるのも魅力です。
数ある仕事の中から、やりたい仕事を選べるのはとてもありがたいことこの上ない。
それに、エージェントを利用した仕事は高収入な傾向にあります。
稼いでいるフリーランスエンジニアの多くはこうしたエージェントを利用している人も多いです。
また常にではなく、たまにエージェントを利用するのも手です。
いつも同じ取引先ではマンネリになりやすいですし、収入源は分散させるのがフリーランスの賢い戦いかたです。
そして、ぼくのおすすめエージェントはコデアルです。

仲介手数料なしで高収入を実現しているフリーランス向け求人サービスですが、リモートワークされる方には特に向いています。
週1〜2日からの仕事も選べるので、自分のライフスタイルに合わせて紹介してもらうことができます。
他にも、手厚い仲介サポート受けたかったり、チームで効率よく働くために取引先で常駐したいのなら、レバテックフリーランスやギークスジョブ
といった老舗エージェントもおすすめです。
ぜひ選択肢のひとつにしてみてはいかがでしょうか。
フリーランス仲間からの紹介

オススメ度: ★★★☆☆
自分と同じ業種や職種のフリーランス仲間がいれば、相手が仕事を回せない場合に紹介してもらえることがあります。
実際は忙しい時期になるに連れて、お願いされる回数も頻繁にありました。
仲間内ならお互いのことをよく知っているので、紹介される仕事の内容も安心できます。
なので、普段からネットワークを作る努力をしておくと、思いもよらない仕事が舞い込んできたりします。
積極的に勉強会に参加して、知り合いを増やしておきましょう。
またその逆もしかりで、自分がどうしてもできない仕事は誰かにお願いすることもできます。
困ったときはお互い様です。
自分が無理して失敗するくらいなら誰かに頼んじゃいましょう。
お願いされる側は、頼ってもらえると案外嬉しいものですよ。
あわせて、昔の同僚からの依頼も同様です。
友人・知人からの依頼や紹介

オススメ度: ★☆☆☆☆
自分の身近な人から依頼を請けることもあります。
どちらかというとフリーランスになりたての頃に多いです。
「こういうのできる?」「サクッとやってもらえない?」
という話はぼくも結構いただきました。
知り合いにできる人がいれば、声をかけてもらいやすいのは当然です。
前にいた会社からの依頼と並んで、依頼されやすさはトップレベルでしょう。
しかし中には、「安くできない?」って言ってくる人もいます。
こういった友人価格という名の安請け合いは非常に危険です。
絶対に後で泣きを見ます。
安くするくらいなら始めから断ったほうが良いです。
また、自分がやりたい仕事ではない確率が非常に高くなりますので、仕事を引き受ける際は自分に対してのメリットを慎重に考えましょう。
サイトやブログから直接お問い合わせ

オススメ度: ★★★☆☆
次は、自分のサイトからのお問い合わせからの依頼について。
前提としてお問い合わせフォームのある自分のサイトを持っていることが条件になります。
ポートフォリオサイトもそれにあたります。
ぼくの場合、POPCORNのサイトとこのブログに問い合わせフォームを置いています。
ありがたいことに月1件以上は、どちらかからお問い合わせいただいています。
フリーランスを始めた当初はほとんど問い合わせはなかったですが、その後徐々に増えて、今ではバカにできない存在です。
自分のサイトでどのスキルがあるか、いかに具体的に発信できるかによって、依頼される仕事の質は変化します。
言い換えると、サイトがあれば自分のやりたい仕事を引き寄せやすくなるのです。
例を挙げると、これからやりたい仕事の技術記事を書いていれば、自然とその仕事の依頼が増えてきます。サイトを訪れた人に、この人はこの技術にとても強いというアピールができるからです。
ぼくはSPA実装の記事を書いていたら、その依頼がガツンと増えました。
つまり自分主導で仕事内容をコントロールしやすいというメリットが挙げられます。
その反面、サイトの更新に時間がかかってしまうこともありますので、WordPressを使うなどして費やす時間は必要最低限を心がけましょう。
これからブログを始める、もしくはすでにあるのであれば、技術記事以外にも自分の考えを記事にすることもおすすめです。周りへの自己アピールを強めることができます。
以前営業ツールとしてのブログの話を記事にしているので、良ければこちらもあわせてどうぞ。
SNSからの仕事依頼

オススメ度: ★★☆☆☆
先ほどの自分のサイトの場合と同じようなものですが、SNS経由での仕事依頼もあります。
ただこの場合、SNSを利用した発信力があることが大前提です。
常に有益な情報を提供できることやコンスタントな発信頻度が最低限必要になります。
なのでちょっとハードルが高め。
アカウントを持っていれば仕事をお願いされるなんてことはありませんので、
勘違いしないようにしてください。
やはりTwitterとFacebookは欠かせません。
SNSで発信するなら最低限、自己紹介はしっかり書いておきましょう。
あなたが何者なのかをプロフィール欄で説明できなければ、見向きもされませんので。
効果的な運用方法は、SNSだけではなくブログやポートフォリオなどと合わせて発信するとより効果的です。
ブログの更新情報はSNSでシェアするのが基本です。
「ターゲット(お客さんになってくれる人)に響く情報は何か」を明確にイメージしてみましょう。
営業はやるべきではない

よくフリーランスが考えがちなのは「営業をしなければならない」という先入観です。
メールや電話でめぼしい会社に売り込みするのが、真っ先に思いつく人もいるのではないでしょうか。
ハッキリ言って無駄です。
メールや電話の営業なんてしなくても、これまで紹介した方法で事足ります。
しかも、エンジニアという職種はそういった営業方法はとても難しいのです。
営業先としては、制作・システム会社、中小企業、個人事業主など考えられますが、相手のタイミングで連絡されても連絡されたほうは面倒ですし、スルーされることがほとんでですよ。
仲介も何もなければ当然信頼もないですし、それではお願いしづらいのが正直なところです。
ただ、それでもやりたければ引き止めません。
あの会社と仕事がしたいという強い想いがあるなら、今まで紹介したどの方法よりもやりがいを感じることができます。
その際の注意点として、大なり小なり自分の力で仕事を回さなければいけなくなるので、協力してくれる仲間がいたほうが安心です。
すべてをひとりでやらないほうが必ず上手くいきます。
また営業をする一番のタイミングは、勉強会などのイベントが狙い目。
イベントによっては、仕事をお願いできる人を探す人が結構いますので、積極的に参加して自分から声をかけましょう。
まとめ
今回は自分の経験をもとにフリーランスエンジニアの仕事の請けかたを紹介しました。
それではもう一度おさらいです。
- 前にいた会社から仕事をもらう ←オススメ!
- クラウドソーシングの利用
- フリーランス専門エージェントの利用 ←オススメ!
- フリーランス仲間からの紹介
- 友人・知人からの依頼や紹介
- サイトやブログから直接お問い合わせ
- SNSからの仕事依頼
個人的にはエージェントを積極的に利用したほうが、安定して稼げます。
中でもコデアルはリモートワーカーと相性が良く、個人的に信頼しています。
また営業は無理にしないほうが得策です。
営業しなくても仕事はたくさんありますから安心してください。
それに自分を偽って、背伸びしすぎないようにしましょう。
あなたの等身大が、あなたの魅力ですから。
今回紹介した仕事の請けかたはこの先ずっと変わらない内容なので、ぜひこの記事を参考に実際に行動してみてください。